MercurialとSubversionとBazzarと日本語ファイル名
indowsとMacとLinuxでファイルを共有する必要が出てきた。そこで、問題になるのが日本語ファイル名のファイルの扱い。というわけで、ちょっとmercurialとsubversionに関して実際に試してみた。
mercurial
- Linux: ubuntu , hg 1.3.1
- Windows: tortisehg-1.0.1-hg-1.5.1
- Mac: hg 1.4
| Linuxにpush | Windowsでpull | Macにpush |
Linuxでadd | - | NG | OK |
Macでadd | OK | NG | - |
- *1: HGENCODING utf-8でもだめでした。
というわけで、LinuxとMacだけで運用する分には大丈夫なようです。しかし、Windows加えるとちょっと、という感じですかね。
subversion
自動的にUTF-8にしてくれるので、問題ないっぽい。 ja_JP.utf-8にすることが必要
- linux: ubuntu 9.10, svn 1.6.5
- Windows: tortoiseSVN- 1.6.7.18415
- Mac: subversion 1.6.5
| Linuxでupdate | Windowsでupdate | Macでupdate |
Linuxでadd | - | OK | OK |
Windowsでadd | OK | - | OK |
Macでadd | OK | OK | - |
- LC_ALL ja_JP.eucjp では不可。 ja_JP.utf-8だとOK
完璧ですねー。subversionは、UTF-8で保持しておき、coするときにlocalのencodingに合わせるという話です(未確認)。
Bazzar
しかし、だからといって今更subversionというのもちょっとね、というわけで、分散ソース管理ツールの中で日本語ファイル名がきちんと扱えるという噂のBazzarを試してみました。
- Linux(ubuntu) : Bazzar 2.0.2
- Mac : Bazzar 2.1.0 をmac portsでインストール
- Windows : tortoiseBzr 2.1.1
| Linuxにpush | Windowsでpull | Macにpush |
Linuxでadd | - | OK | OK |
Windowsでadd | OK | - | OK |
Macでadd | OK | OK | - |
ただし、LC_ALLをutf-8に設定すること。
うーん、完璧。全部できた。
やはり日本語ファイルが混じるとなると、Bazzarがいいのではないでしょうか。