My blog

Add intelligent tagline here

[pandorafms]agentのmoduleを書いてみる

Pandora FMSは監視対象のサーバにAgentを置くこともできます。このAgentはmoduleを実行して、その結果をServerに対して送ります。あ、なんせ使い出して日が浅いものでこの”module”という用語が適切かどうかはわかりませんが、まあ許してください。

このmoduleは普通のスクリプトです。標準出力に出した数字や文字列がそのままserverに送られます。

なお、スクリプトの内部にwarningやcritialの判定を入れる必要はありません。その判定はserver側で行います。

ウェブモニタリング

なんかウェブモニタリングはエンタープライズ版だけだそうなので、軽く書いてみました。

curlには –write-out という、かかった時間を出してくれるオプションがあります。

module_begin
module_name http_time_total
module_type generic_data
module_exec curl --output /dev/null --write-out "%{time_total}" --silent http://somewhere.example.co.jp/path/
module_description time_total to somewhere in milli sec
module_end

manをみれば、time_total以外にもいろいろありますので、必要に応じて変えるといいと思います。

PostgreSQLのアクセス統計

PostgreSQLは pg_stat_tables で各種統計情報が取れます。これを使ってPostgreSQLへのアクセスの統計を取ります。

pg_stat_user_tables から取れる情報は積算値なので、軽く適当なスクリプトを書いて単位時間(デフォルトでは300秒)あたりのアクセスにならします。 リモートのインスタンスから取る場合はpsqlの引数を適当に変えてください。

#!/usr/bin/env sh

DB=database
TABLE=target_table
HISTFILE=/tmp/pandora_pg_idx_scan_count.tmp

if [ ! -e $HISTFILE ]
then
   echo "0" > $HISTFILE
fi

prev=`cat $HISTFILE`
now=`psql -tA -c "select idx_scan from pg_stat_user_tables WHERE relname = '$TABLE';" $DB`

value=`expr $now - $prev`
if [ $value -le 0 ]
then
    echo "0"
else
    echo $value
fi

echo $now > $HISTFILE

pandora_agent.confにはこんな感じで書きます。

module_begin
module_name scan_count
module_type generic_data
module_exec /path/to/pandora/etc/pandora/plugins/pg_scan_count.sh
module_max  100   # ここは好きに変えてください
module_min 0
module_description Table index scan count
module_end

これは idx_scan の数ですが、pg_stat_user_tables にはcommit数とかロールバック数とかも格納されているので適宜変更するといいと思います。

なお、module_maxは最大値です。自動的に判定してくれるので指定する必要は本当はないのですが、いろいろ試してたら指定しないといけなくなったのでしています。なお、 module_postprocess という設定を入れると、数値を指定した倍率でかけてくれます。 1024 なら1024倍、0.000976563なら 1/1024 にしてくれますので、適宜調整するといいと思います。

tomcatのfree memoryを取る

tomcatのmanagerを使ってメモリの空き容量を%表示で出します。tomcatが出す情報はXMLかHTMLのようなので、shellで書くのはあきらめてpythonを使いました。minidomを使っているので、試してませんが python 2.4 でも動くはずです。

なお、当たり前ですが事前にmanagerの認証設定をしておく必要があります。

#!/usr/bin/env python
# -*- coding: utf-8 -*-

import urllib
import urllib2

from xml.dom.minidom import parseString  # for 2.4, use minidom

URL = "http://localhost:8080/manager/status?XML=true"
USER = "user"
PASS = "password"

def get_xml(url, user, passwd):
    passman = urllib2.HTTPPasswordMgrWithDefaultRealm()
    passman.add_password(None, url, user, passwd)

    auth_handler = urllib2.HTTPBasicAuthHandler(passman)
    opener = urllib2.build_opener(auth_handler)

    urllib2.install_opener(opener)
    f = urllib2.urlopen(url)

    xml = f.read()
    return xml

def get_jvm_memory(dom):
    for n in dom.getElementsByTagName("memory"):
        return {"max": float(n.attributes["max"].value),
                "free": float(n.attributes["free"].value)}

if __name__ == '__main__':
    xml = get_xml(URL, USER, PASS)

    dom = parseString(xml)
    mem = get_jvm_memory(dom)
    print((mem["free"] / mem["max"]) * 100 )

pandora_agent.confにはこんな感じで書きます。

module_begin
module_name tomcat_free_mem
module_type generic_data
module_exec python /path/to/pandora/etc/pandora/plugins/tomcat_free_mem.py
module_description Tomcat free memory in MB
module_end

これだけです。

Agent側で動作

module_condition <評価式> <コマンド>

Pandora FMSのAgentは、module_conditionという値を設定することで、モジュールが特定の値を返す場合に指定したコマンドを実行できます。

  • > [値]: モジュールの値が指定された値よりも大きい場合
  • < [値]: モジュールの値が指定された値よりも小さい場合
  • = [値]: モジュールの値が指定された値と同じ場合
  • != [値]: モジュールの値が指定された値と異なる場合
  • =~ [正規表現]: モジュールの値が指定された正規表現にマッチする場合
  • (値, 値): モジュールの値が指定された値の範囲の場合

また、以下のように、同一のモジュールに複数の条件を設定することも可能です。

module_begin
module_name condition_test
module_type generic_data
module_exec echo 2.5
module_condition (1, 3) script_1.sh
module_condition > 5.5 script_2.sh
module_end

module_conditionの例を示します。

重複プロセスがあったらkillする

module_begin
module_name MyProcess
module_type generic_data
module_exec tasklist | grep MyProcess | wc -l
module_condition > 2 taskkill /IM MyProcess* /F
module_end

Logが大きくなったら削除する

module_begin
module_name PandoraLogSize
module_type generic_data
module_exec ls -la "c:\Archivos de programa\pandora_agent\pandora_agent.log" | gawk "{ print $5 }"
module_condition > 10000 del "c:\Archivos de programa\pandora_agent\pandora_agent.log"
module_end

Spoolerが落ちてたら再起動する

module_begin
module_name Service_Spooler
module_type generic_proc
module_service Spooler
module_condition = 0 net start Spooler
module_end

こんな感じで

なにか異常があったらメールでアラートを飛ばしつつ、自動的に出来る範囲であれば自力で復旧する、ということが簡単に書けるようです。

[Android]Nook Touchのroot取得とePubの日本語表示

http://nookdevs.com/NookTouch_Rooting の通りです。詳しくは説明しません。あしからず。

特に問題はおきませんでしたが、VMWare上のUbuntuでやろうとしたらUSBカードリーダの認識がホストのWindowsと取り合いになったりとかがありました。最初からMacでやればよかった。

USBケーブルはUSBストレージモードでしかつながらないので、Wirelessでつなげます。

filesystem

shellを取ってmountと打つと、

/dev/block/mmcblk0p5 /system ext2 ro,errors=continue 0 0

とread-onlyなことが分かります。これは、

% mount -o rw,remount -t ext2 /dev/block/mmcblk0p5 /system

と打って、read-writeにします。これでいろいろできます。

とりあえずこの二つをしておきました。

  • busyboxのインストール
  • B&Nのupdateを無効化 (注意!! rebootすると起動しなくなるという情報あり。みゃさん、ありがとうございます。) * # mv /system/etc/security/otacerts.zip /system/etc/security/otacerts.zip.bak

Fontをインストールする

フォントはttfならばなんでもいいのですが、ぐぐって出てきた MigMix を使ってみます。

これをダウンロードし、送り込みます。どうも標準のリーダーはフォントが決め打ちなようなので、どれか一つをつぶして置き換えます。

% adb pull /system/fonts # フォントのバックアップ
% adb push MigMix-1P-regular.ttf /system/fonts/Trebuchet.ttf
% adb push MigMix-1P-regular.ttf /system/fonts/Trebuchet-Italic.ttf
% adb push MigMix-1P-bold.ttf /system/fonts/Trebuchet-Bold.ttf
% adb push MigMix-1P-bold.ttf /system/fonts/Trebuchet-BoldItalic.ttf

これでTrebuchetにフォントを変更すると、日本語の表示ができます。一部まだ文字化けてるところはありますが…

こんな感じになりました。

http://f.hatena.ne.jp/images/fotolife/r/rudi/20110621/20110621225139.jpg

ちなみに表示しているのは Sphinx逆引き辞典 です。Sphinxを使うとreSTからepubに簡単にできるので便利です(宣伝)。

Factory reset

どうもrootを取った状態でrebootすると、 “Your NOOK is starting” と出て起動しなくなります。こうなるともうどうしようもないので、Factory resetをするしかありません。

それには、”Your NOOK is starting...”で止まっている状態で、電源長押しでのrebootを8回連続して繰り返してください。そうすると、Factory resetがかかります。

Factory resetをかけても、無線の設定は残ります。