Ansible本を読みました

2013年11月に、PacktPubから、 Ansible Configuration management という本が出版されました。

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100ページと軽い内容で、ざっくり読んで見ました。

目次

内容としては以下の通りです。

  • Chapter 1: Getting Started with Ansible

  • Chapter 2: Simple Playbooks

  • Chapter 3: Advanced Playbooks

  • Chapter 4: Larger Projects

  • Chapter 5: Custom Modules

内容紹介

Chapter 1: Getting Started with Ansible

まずAnsibleのインストールの仕方の紹介です。pip以外にyumなども。

それからInventoryファイルの作成と、setup moduleを使ったansibleの動作確 認について。

Chapter 2: Simple Playbooks

基礎的なPlaybookについて。

  • ターゲット設定

  • 変数

    vars_fileやvars_promptまでも紹介されています。

  • task

  • handler

  • module紹介

すべてが広くカバーされています。特にmodule紹介でset_factも紹介されてい るのは応用が効く点でポイント高いです。

あ、assembleモジュールを使ったauthorized_keyの追加が紹介されているので すが、実はそのものずばりのauthorized_keyモジュールがあったりします。

Chapter 3: Advanced Playbooks

asyncとpollによる非同期実行についてまず紹介されています。

asyncが「終了まで待つ時間」、pollが「チェックする間隔」で、待つ必要がな いならasyncではなくpollを0に、というあたりとかも言及されています。

また、with_itemsによるloopやwhenによる条件判定などもきちんと説明されて います。

変数の説明ではinventoryのgroup指定を引っ張ってこれるとか 知らなかったです。他にはlookupやregisterによる値の格納なども重要ですね。

Chapter 4: Larger Projects

大規模で使うために、playbookのincludeやroleなどを説明しています。

あとはtagも大事ですね。

Chapter 5: Custom Modules

shellとpythonの両方でのモジュールの作り方を説明しています。

さらにはinventoryの作り方までも説明されています。

まとめ

Ansible本の軽い紹介を行いました。

100ページぐらいで英語も平易でかなり読み易かったです。内容もAnsibleの使 い方のほぼすべてをカバーし、さらに細かな注意点も述べられている上にモ ジュールの作り方までも言及するという、かなり良い内容となっています。

惜しむらくは1.3ベースで書かれているため、その後に追加されたモジュールや 機能については触れられていません。これはAnsibleは開発が早いので致し方な いところです。

また、基礎的なところを網羅的に、という観点で書かれているため、すでに使 い始めている方には物足りないかもしれません。しかし、Ansibleの使い方を一 通り学ぶための最初の本としてぴったりな一冊だと思います。

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